病棟勤務を辞めて美容看護師になりたい!
でも、何からはじめたらいいかわからない…

美容看護師になるために実際に著者がとった行動をお伝えします!

病棟⇒初めての美容皮膚科

美容皮膚科看護師として勤務していた著者ですが、2年という期間の中で3つの美容皮膚科に携わらせていただきました。今回は、「初めての転職活動(面接にたどり着くまで)」についてお伝えします!

知識ゼロ…。地方から都内への転職

お恥ずかしいことに、私は当時、美容皮膚科を受診したことがありませんでした。美容知識は主にコスメやメイクに関してのみで、お世辞にも知識を持っているといえる状況ではなかったです。

また、上京して就職しようとしていたので、都内にどんなクリニックがあるかのみならず、都内の立地や生活に関する知識もありませんでした。まさに、右も左もわからないといった状況で、今思うとよく転職できたなぁ、という感じです。

それでも、「都内」の「美容皮膚科」に転職したい!という強い想いだけは持っていたので、とりあえず行動してみました。

情報がないと始まらない!

インターネットで「美容皮膚科 転職」などのワードを検索していたところ、偶然、「美容整形ジョブ!」という転職サイトを見つけました。こちらのサイトは、株式会社エスエス・ファシリティが運営しているようです。(会社名でメールが届きます。私自身が当初混乱したので合わせて表記しておきます!)

「美容整形ジョブ!」では、様々なクリニックの説明を一度に聞くことができるイベントを季節ごとに開催していました。「これはなんて素敵なイベントなんだ!」ととても興味をひかれたのを覚えています。タイミングよく日程調整がついたので、夜勤明けで約5時間かけて東京まで移動し、参加しました。

いろいろなクリニックの話を伺いつつ、求人情報ももらえるので、条件や給料相場を知るにはとても良かったです。また、実際に勤務している方が参加しているクリニックもあり、クリニックの雰囲気やお昼ご飯はどこで食べているかなど、リアルな様子も直接教えてもらうことができました。

ただ残念だったのは、地方から参加しており、引っ越しの予定もない状況だったので、個別アドバイスではあまり親身になってもらえず、求人につなげてもらえなかったところです…。

このままでは転職できない!

慌ててほかの求人サイトを検索しましたが、美容に特化している転職会社を見つけることができませんでした。なので、一般病棟やクリニックを多く取り扱っている求人サイトにも登録し、ダメ元で聞いていくことにしました。すると、とある紹介会社(大切な部分ですが思い出せません)でも対応可能なクリニックはいくつかあるとお返事をいただきました。

紹介していただいたクリニックの一つは、私が初めて勤務した美容皮膚科となりました。
点滴を扱っておらず、手技が衰えてしまうことは不安でしたが、メニューが固定化されており、研修期間も1か月確保しているなどしっかり教育をしてもらえそうでした。

また、お給料も美容皮膚科のみの業務内容としてはかなり高く、収入を大きく落とさずに転職できると考えたことも決め手の一つでした。

面接の希望をお伝えすると「せっかく上京して面接をするのなら」ともう一社、大手クリニックとの面接も調整してくださり、結果として2社との面接にたどり着きました!

捨てる神あれば拾う神あり。
諦めずに次なる行動に移ることも大切ですね。

志望動機…?なにそれおいしいの?

さて。面接が決まれば次にやらなくてはいけないことは決まっていますよね。
そうです。履歴書の作成です。

履歴書なんて、3年前に書いたものが最後です。しかも、卒業した学校に付属している病院への就職でしたので、あまり真剣に就職活動をしていませんでした。履歴書の書き方なんて覚えていません。

「美容クリニックは狭き門」
これくらいの知識はあったので、とても真剣に、そして気合を入れて履歴書の作成に取り掛かりました。しかし、ここで立ちはだかったのが「志望動機の壁」です。一般病棟やクリニックへの志望動機例はインターネット上にもたくさん掲載されていますが、いくら検索しても美容皮膚科の志望動機は出てきません。

とっっっっっっっても困りました。
もちろん、すべてマネするつもりはありませんが、どんな風に文章を組み立てるといいかなど、雰囲気を掴みたいじゃないですか!

かといって時間は有限です。一般企業の志望動機例なども読みこみ、次の2点を文章にしよう、と決めました。

  • 病棟看護師の経験を踏まえて、なぜ美容看護師になりたいと思ったか
  • これまでの経験を活かし、どのように「患者様」に貢献したいのか

まあ、無難ですよね。でも、この時の私には最適解でした。(実際のポイントはちょっと異なるのでご注意ください)

履歴書を紹介会社に提出した際にアドバイスをいただいたのですが、「患者さん」ではなく「患者様」あるいは「お客様」と表記するように勧められました。美容クリニックは接客業の側面が強くなるためです。(これはきっと今では一般的な知識ですよね。)

接客業の側面が強くなったとしても、私は「クリニック」で「看護師」として働くし、何かしらの悩みを「治療」したい方と接するんだ!という謎の想いがあり、「お客様」表記に抵抗が強かったです。そのため、「患者様」表記で記載し、面接時から退職するまで「患者様」を貫きました。

面接にたどり着くまでが大変!

働きたいクリニックを見つけて、面接の日程を立てて、履歴書を作って(証明写真も撮影しなくてはいけないです)、移動手段や宿を確保して…。
転職は準備も大変ですが、上京するとなるとさらにやることも増えます。

それでも美容看護師になった自分を想像するとわくわくした気分もたくさん感じれます!ぜひ楽しみながら転職活動に臨んでください♪

少し長くなってしまいました。今回はここまでとして、次回の記事で面接から引っ越しまでについてお伝えいたします。ぜひ目を通してみてください!